別にNHK-BSをパクってる訳じゃないが、9月1日の愛媛戦、斉藤有里の躍動が半端なかった。
同点弾を演出したのは斉藤が相手DFを翻弄した結果だし、自身もあわやハットトリックの大活躍だった。
盟友村岡にPKを譲ってもらい、ハットトリックを完成させるのが普通だがそうしないのが誠に彼女らしい。
今や狭山の顔と言えば薊だが、斉藤の方が先に頭角を現すと思ってた。
ノビノビやっていた2部で20点のゴール記録をひっさげて1部昇格したものの、起用法の問題からか今までその才能を発揮してきたとは言いずらい。
いつも明るい笑顔そのまま、優しい性格の彼女。
「悪女にならないと駄目だぞ」と、言い続けて来んたけど・・・
素直な性格で思い出したが、昇格した年のINAC戦、ナクスタでの事。
長めのボールが前線に出た。
ちょうど良い位置で見てたから「届くぞ走れ!」と叫ぶと、本当に走ってマイボールにしたっけ。
選手なら届くか届かないか?セルフジャッジ出来てる。
どうしようか迷う微妙な時、正確な声援が選手の背中を押す。
疲れて動けない時、気持ちを左右するのが応援じゃないだろうか。
ま、本当に「走れ!!」って声が届いたかどうかは別の話で、「最初から走るつもりで走ってた」とか、「声聞こえなかった」って事でもサポとしては問題ない。
それより、自分の声援が届いたかの様に選手が躍動する、それこそがスタジアム観戦の醍醐味だと思ってる。
サポーターが単なる観客と一線を画すのは、選手との信頼感にあると言って良いだろう。
そうした間柄だからこそ、選手の成長は我が事のように嬉しいし、失敗は猛烈に悔しい。
大事な常磐木戦でもゴールを決めてくれた有里。
がむしゃらに押し込んだあの一点は、少し悪女の意味が分かり掛けた一点だったかも知れない。
次節スフィーダ戦は自動昇格が懸かった大事な一戦。
これに勝てば最終節の福岡戦は消化ゲームとなって、今まで出場機会が無かった控えの選手達に出場のチャンスが巡ってくる。
常磐木に続き世田谷もねじ伏せれば、優勝のタイトルが手には入らなくてもチャレンジリーグ最強の事実だけは残せる。
変則開催2013シーズンのタイトルより、なでしこリーグでの戦いを見据え、使われなかった選手達を試して貰いたいが・・・
まあ、こちら期待通りにはならないだろうが、可能性だけは高まる。
有里、今度は仲間のために「有里優れたゴール」を決めてくれ!!
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