木曜日, 7月 16, 2015

さあ埼玉ダービー

W杯準優勝を受け、なでしこリーグに注目が集まり出した。
レギュラーシリーズ後半戦が、茨城のひたちなか運動公園で1500人の観客を集めて再開した。

東京と埼玉のチームが何故茨城での対戦かは置いて置くとして、1ヶ月の中断期間中に我がエルフェンが「どれくらい成長したか」が楽しみで出掛けて来た。

強豪日テレ相手にスコアは0ー1と結果だけを見れば善戦だが、圧倒的に自陣に押し込められ守護神船田のファインセーブが頼りの試合になってしまった。

日テレの選手達と我がエルフェンの選手達。
一体どこに差があるのだろう?サッカーエリートの日テレに比べたら見劣りするかも知れないが、絶望的な差は無いはずだし、まして高度なチームプレーが要求されるサッカーではその差を小さくする事は可能だ。

どうも我がエルフェン埼玉、綺麗なサッカー ミスのないサッカー を目指すあまり、全てが窮屈になっていると思える。
前任の松田監督の影響力か、ボールを保持してチャンスをうかがう、まあ今主流の考え方だが、美しくミス無く試合を運ぶには全員がそれを実現できる技術が必要なのは言うまでもない。
訓練して行けば何時かは実現するかも知れないが、今それを待つ時間はない。

前半、薊が右サイドを駆け上がってビックチャンスに成りかけたシーンがあった。
そうした場合、日テレに限らずどこのチームも一か八かのタックルを仕掛けてくる。
足が掛かって薊が大きく飛ばされた様に見えたが、ノーファールの判定でビックチャンスは潰れてしまった。
女子の審判はコレだから・・と言う前に、ファール覚悟で止めに行くDFがウチには何人いるだろうか?

試合後、活躍した船田がユニの泥が落ちないとブログでこぼしていたが、彼女ほどユニを汚した選手は何人居ただろう。


華麗なパスワークで相手にボールを渡さないサッカーより、泥まみれになっても食らい付いて相手ボールを奪うサッカー。

明日に迫った埼玉ダービー。
どうしてもレッズから勝ち点3を奪いたい。

善戦より結果に拘って 戦えエルフェン!!



水曜日, 7月 01, 2015

本当に人工芝で良いの?

天然芝が原則の国際大会で、初めてオール人工芝で行われる異例の大会となったカナダワールドカップ。

なでしこJapanの快進撃によって概ね良好に受け取られてはいるが、手放して喜んでいて良いものだろうか?

寒冷地だの砂漠だの、芝の育成が難しい地域が新しいテクノロジーによって開催可能になる。
それは歓迎すべきだが、ワールドカップがサッカー最高峰を決める戦いだとすると、人工芝がプレーに影響しないか気になる所だ。

勿論そのことはFIFAも心得ているからこそ、男子ワールドカップに先だって女子ワールドカップを検証の場にしていると思える。

もしカナダ女子ワールドカップで「人工芝が問題なし」となれば、同じく寒冷地のロシアばかりか、酷暑のカタール等、天然芝育成に難ある地域でこぞって人工芝のグランドが採用されるに違いない。

大規模な不正が取り沙汰されるFIFA。
サッカーに対する理念よりも、金儲けの比重が高くなっている彼等に任せていたら、いずれ美しいフットボール死に絶える。

テレビ中継の制約上、全ての試合を見たわけではないが、人工芝の問題点が幾つか見えてきた。

テレビでは「ボールが止まる」事が問題視され、もっと重要な事が語られない気がするのは自分だけだろうか?

自分が気になっているのは2つある。

一つ目はスパイクが食い込んで滑らない点だ。

カナダvsイングランド戦でトラップミスからイングランドに点が入り、「DFのミス」で片づけられているが、人工芝の欠点が現れた象徴的な出来事と見ている。
天然芝なら滑ったはずの軸足が人工芝でロックされ、それがミスに繋がったと思うのだ。

ちなみに自分はプレイヤーではない。
FIFAの規格に合う人工芝に触れたと言えば、四谷のJFA サッカーミュージアムに展示されていたのがそれなんだろう。
それをこっそり触った程度の知識で語っている。
もしこのブログをプレイヤーの人が見ていたら、間違いや思い込みを指摘してもらいたい。

「滑らないことを想定して、慣れれば問題ない」
あるいは、「ミスを人工芝のせいにするな」と言う意見も出るだろうが、全てを選手のせいにしていけないと思う。

着地の際に変な足首のひねりをして倒れるケースが何度か目に付いた。
安藤選手の故障にしても、天然芝なら骨折に至らなかったのではないだろうか?
体の柔らかい女子選手だからこの程度で済んでいるが、スピードや体重のある男子では大怪我が続出しそうな予感がする。

二つ目は、スライディングによる火傷。

素人のスライディングなら問題ないかも知れないが、凄いスピードでザァーっと滑っていく一流選手は火傷してしまうのではないか?

今大会、総じてスライディングタックルが少ないのは、選手が火傷を恐れて果敢なスライディング挑戦しないせいだと疑っている。

若い女性が足に醜い火傷の跡を残す。
選手生活後の長い人生を考えた時、彼女達が躊躇したとしても、それに文句を言う権利は誰にもない。

今大会の”なでしこジャパン”実を言うともっと早く敗退すると思っていた。
テクニックが売りのなでしこに対し、諸外国が身体能力を生かしたパワーで力攻めされたら苦しい。

そう予想していたが、ボールを足ごと刈り取るような深いスライディングタックルがどの試合でも少ない。
そのためフィジカルを売りにしたチームが苦戦した印象を持っている。

男女ともワールドカップが最高峰を決める試合なら、そうした「球際」まさにギリギリの戦いを勝ち抜いたチームこそ、チャンピオンと称されるはず。
人工芝のグランドは、最高峰の戦いの場に相応しくない

一流のアスリートはどう思うのだろう?

えっ、本音を言うとFIFAが平気で弾圧する??
女子選手をテストに使った訳だから、FIFAが差別主義なのはガチ(@NHK_soccerさんのツイート(https://twitter.com/NHK_soccer/status/616102497346699264?s=09)