土曜日, 3月 21, 2015

うちゅうで夢中になれるもの

ACLが見れないものだから、ナビスコ杯予選リーグ、鳥栖対松本戦を見てた。

消滅の危機を幾度と無くくぐり抜け、J1に定着しかけている鳥栖と、下位リーグからの昇格を果たした松本。

同時刻の他の試合より興味深かい。



ACLで日本のトップチームが結果を出せないのは
「Jリーグが温いせいだ」との声は高い。

確かに鳥栖・松本戦も、互いにチャンスを決めきれない展開にしびれが切れ、他の試合をザッピングしながらのテレビ観戦。

雨に震えることなく、行き帰りの足の心配もないテレビ観戦の大きなアドバンテージだ。

それでもなお、人は何故スタジアムに足を運ぶんだろう。


鳥栖も松本もサッカー専用スタジアムを本拠地に持つ。
専スタの良さは語り尽くせないが、観客とピッチが近くプレーの迫力がモロに伝わる良さがある。

プレイヤーのパフォーマンスが強く観客に伝わるということは、観客の歓声やブーイングがプレイヤーに直接届くということ。

雨中をものともせず応援に熱中する人々は、単なる観客ではなく自分の声援がプレーに影響することを知ってしまった人達と言える。

海外、、いや、広い宇宙のどこかにあるかも知れない質の高いサッカーより、自分の歓声が直接届くからこそ雨中でも夢中になれる。

上手く題名にオチを付けたところで本題に移ろう




鳥栖のベストアメニティスタジアム
松本のアルウィン

まだ行ったことは無いが、ベストアメニティスタはJリーグ屈指のアクセスの良さだと言うし、松本に至っては「素晴らしいスタジアムがあるのに、なぜプロのクラブがないんだ?」と言われて出来たと言う逸話があるくらいだ。

翻って我が埼玉県。
埼玉スタジアム2002、NACK5スタジアム大宮、サッカー専用として申し分ないが、最寄り駅から遠い。

ましてやエルフェンが使う、熊谷、鴻巣、川越は自家用車が無ければ行く気が失せる。
赤坂の森に至っては、赤坂さがすウチに間違ってTBSに行きそうだ。

スタジアムに着くまでの距離や時間、さらには交通費の負担を受けてストレスが貯まっている所に、豆粒にしか見えない選手、届かない声援、低調な試合運びが重なったとしたら、、、

それでも足を運ぶと言う人は一種の変人
そうした変人を相手にしていくと言うなら、サッカー文化は拡大するどころか衰退の一歩を辿るだけだ。

鳥栖や松本、素晴らしいスタジアムと言う要素の他に、駅や空港と言ったターミナルの傍だからアクセスし易いと言う条件が人を呼び、大勢のファンサポの声援がチームを後押して成績を伸ばし、それがまたファンを呼ぶ好循環になっているはずだ。

プロ野球に比べればまだまだマイナーなプロサッカー。

とにかく初めて見に来てくれる観客へ、なるべく敷居を低くして一人でも多く見て貰わなければ始まらない。

J1ですらそうなのに、全く逆行してるクラブがあってだな、、頭痛が痛々しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿