でも内容は引き続き”トイレの話”です。
Jリーグは”クラブライセンス制度”でリーグに参加する条件を規定し各クラブに義務付けるようです。
確かにトイレの数は充分にあった方が良いし、観客席に屋根があった方が良い。
1万人しか入らないスタジアムより、4~5万入るビッグスタジアム。。。言い出したらきりが無い。
でもそれ、一体誰がお金出すんですか?
キャリーオーバー出まくりのtotoからですか?
結局、全部地元の自治体頼みなんですよね。
過疎化が進む地方自治体の中には、サッカーで町おこしをしたいと考える所も少なくありません。
そこに有力なチームがあれば、Jリーグ参入の夢も膨らむでしょう。
何かが発展する時は必ず活発な新陳代謝が起こっている時で、新規参入が多いほど可能性が広がり、反対に安定した状態は衰退に繋がり易いのは、もう常識と言って良いでしょう。
クラブライセンス制度とは新規参入の道を閉ざし、今あるクラブを守ろうとする制度ではないかと疑っているのです。
確かにここ20年、Jリーグの成功でほぼ全国にプロサッカーチームが出来、J1J2で、もうこれ以上増やさなくても良いレベルなのかも知れないし、既存のチームとしたら競争相手が増えるのは脅威かも知れません。
でも、今後の日本のサッカーの発展、そもそも日本サッカー協会が掲げる”百年構想”から外れてしまう”愚挙”と言って言い過ぎでは無いでしょう。
たかがトイレと言うなかれ。
昔のような和式トイレは姿を消し、洋式一辺倒の今、
恒常的に満員になり黒字が確実なら問題ないが、そんな保証などあり得ないモノに多大な投資が出来るはずがない。
それでも無理して参入したいと考える自治体もあるだろう。
リーグから認定される為に巨費が投じられるスタジアム建設。
納税者の理解を得るためには、国体などの名目に乗じて総合運動場を作るしか手立てはない。
トイレの為にサッカーに適さない陸上競技場がドンドン作られる。
「我が町にJリーグを」なんて、張り切ってスタートさせても最初のウチは良い。
東京スカイツリーが人気な様に、「オラが町のスタジアム、一度は言って見んべぃ」って事で人は集まるからだ。
だが、選手が豆粒にしか見えないスタジアムではすぐに飽きられる、皆、サッカーが見たくて足を運ぶのだから。
百年構想の五分の一が過ぎ、日本にもサッカーが根付きつつあるし、さらに発展する可能性はある。
雄牛のような堂々たる巨体に成長する前に、「角の形がちょっと変だから」といって弄り回して台無しにする。
クラブライセンス制度やスタジアム規定にはそうした危険しか感じられない。
トイレの数より、専用スタジアム。
角の形より、まず牛であるかどうかの方が遙かに大事。
0 件のコメント:
コメントを投稿