酔他の世迷い言: 入場 ”権” と言う考え。
続きです。
去年我がエルフェンはなでしこリーグにあって、後期よりホーム有料試合を開催した。
無論、中の人の苦労を実際には知らないから気楽に書くけれど、川越で行われたベレーザ戦の時、チケット売場で「チケット何枚用意したの?」と聞いてみた。
チケット売場の売り子さんがワザワザ見てくれ、「ざっと4千枚」と教えてくれた。
川越の収容人数が4千席ある以上、主催する方はその分用意するのが当然だ。
川越競技場は交通の便があまり良くない上、天気予報も雨の可能性があった中、それでも千人を越える来場者があった。
前売りでは発券手数料や送料などが上乗せされ、割高になってしまうのに対し、当日売りなら額面通りの千円で済む。
前売り買って天気の心配をするくらいなら、「今日はいい天気だから行ってみようか」と考えるのが人情だ。
チケットの売り切れなんて絶対起こるはずもなく、下手すれば百人単位の来場しか見込めない場合もあるのに、数千枚のチケットを用意しなければならない非効率。
千枚売れても残りの3千枚はタダのゴミクズ。
ダフ屋行為もさることながら、こちらも深刻な問題だ。
要するに観客も主催者側も、”チケットという物”の存在がネックになっている訳だから、そろそろ発想の転換が必要になっている。
観客と主催者、売買したいのは「入場する権利」であって「入場券」ではない。
今や誰もが持っている携帯情報機器。
メールのやり取りが出来ない人を探す方が困難と言えるだろうし、そもそも最近ではチケットの売買自体、ネットを前提として行われている。
そうした状況を考えた時、もうチケットと言う紙に頼る必然性が薄れてきた。
客が自分の自分の携帯情報端末から観戦を申し込むと、主催者はチケットではなく、入場権を電子データ(QRコード)にして発行し、その端末にメールで送信する。
携帯電話や携帯端末を入場チケットにしてしまう訳だ。
客は当日、入場口で携帯端末をかざすと入場出来る仕組みは、もう誰かがやると言えばすぐに出来る段階にある。
困るのは今までのシステムで食っていた人たちだろう。
中には観戦の記念にチケットは取っておきたいと思う人も居るかもしれない。
そんな人達のために、従来の方法で紙のチケットを印刷し、何らかの特典を付けて前売りで売るのはありだ。
ただ、単純に”入場権”の為なら電子データのやり取りで済むし、自分の携帯電話を人に売ったりするのはまず考えられないから、ダフ屋行為もほぼ無くなるはずだ。
クラブライセンス制度なんて、支配下クラブに負担ばかり押しつけるリーグやその上部団体JFA。
ウハウハの代表戦で儲けたお金を、そうしたシステム開発に回し、必要な機器の規格を統一するなどして普及させてくれないだろうか?
えっ!? 協会が絡むと色々ボられて、結局チケット発券した方が安く済むって?
う~ん、ヤフオクの問題もほったらかしなのは、案外自分たちがオークションに流してたりして・・・
まっ、ヘディングのしすぎでココに書かれている事、理解できる理事が少ないんだろうねきっと。
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