人はかたつむりやカニのように体の向きと無関係に動かせる目玉は持っていない。
それ故視点はその人の姿勢に大きく左右される。
自信なく下ばかり見ている人は視野が狭くなる。
そんな人でも楽しい時は姿勢も伸び、違った風景に気付くのはそんな時だろう。
躓きを恐れ、足下の小石ばかり気にして歩く。
人から笑われることを極端に恐れ、小さな躓きにも万全を期そうと下ばかり見ていないだろうか。
自分が「完璧に歩けば転ぶことは無い」と信じ、細かいところに気を配るのが我々日本人の特徴にも思える。
社会がそうなのだから、知らず知らず姿勢が悪くなっている事になかなか気がつかない。
全く違った社会や価値観に触れ、固定された視点をずらして見ると見えてくるモノが有る。
アテネ五輪を率いた山本昌邦さん。
出場したもののグループリーグを突破できず、世間の評判は低いようだが、しょうこパパは間違いなく名将だと思っている。
その山本さんが、前の日本vsヨルダン戦について書いている
相手を主語に考えなかった日本 順境で陥った罠
明日14日、我がエルフェンは日本平で清水第八と今期2戦目を戦う。
選手や監督が「自分たちのサッカーをすれば勝てる」と思っていたら要注意だ。
1部リーグでブービーだった我等、2部では格上と見られてる。
置かれている立場が大きく変化したのに合わせ、意識も大きく変化しなければならない。
仲良くサッカーが楽しめたクラブから、優勝を義務付けられたクラブへの変貌。
チームメイトは大きく変わらないから「今まで通り」と思ってしまいがちだが、置かれた立場の変化は選手個々の変革を求めている。
薊のDF、本人には不満だろうがそのポジションをこなしきる覚悟が必要だし、そこから得点出来る様になるにはチームの約束事も大きく変える必要に迫られている。
選手一人一人が主語を自分からチームに切り替え、猫背になりがちな背筋を伸ばしてフィールドを見渡せるようになるのか。
明日初めて行く IAIスタジアム日本平 以上に 興味津々である。
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