狭山の守護神、山郷のぞみ。
ここ2試合、連続して失点している。
彼女の力が衰えたからではない。
前半、ac福島の突破を許し、素晴らしいシュートが放たれたが、横っ飛びでゴール外に弾き出した。
テレビで放映されていたら、繰り返しリプレイされるファインセーブだった。
彼女が浦和にいた時、ウチの薊のシュートが何度か阻まれたが、よく手を伸ばし指先で軌道を変える紙一重のプレーが印象に残ってる。
それが、学生相手に2失点ですぜ、皆さん。
薊の研ぎ澄ましたようなシュートが阻まれ、苦し紛れに蹴られたシュートや、DFに当たってコースが変わったシュートがループ気味に山郷の頭を越え、絶妙な位置に吸い込まれる。
運不運もサッカー彩る重要な要素だ。
ゲームに直接参加出来ないサポーター。
ふらふらとゴールに向かうボールに「入るなー!」とか「入れー!」と命じて運を呼び寄せるしかない。
時の栖に向かう前、夜中に目が覚めてしまって、なでしこvsドイツ戦を見た。
テレビを付けたら、2ー2で「おっ、日本頑張ってるじゃないか」と思った矢先、DFに当たって勝ち越しを許したシーン。
あれは横変化だったけど、ウチのは縦変化。
まさか目の前で再現されるとは・・・
軌道が変わって上がったボールは山郷さんの頭を越えてゴール方向に飛んで行く。
サポの役目としては「入るなー!」と叫んで運を呼び寄せるしかない。
すみません、すみません。
あまりにもバイキングがおいしく、御殿場高原ビールも最高で反応時間が遅くなったのかも知れない。
ボーっとボールの行方を見てしまった。
「サポが弛んでるから、チームが勝てないんだよ。」
そうした批判は甘んじて受けます。
まあ、弛んでようが締まってようが、確実に運を引き寄せる方法があるなら誰か教えて貰いたい。
そう言えば浦和の山郷さんと狭山の山郷さんでは大きく違ったことがある。
そう、髪型だ。
ビフォー
高く結い上げていた髪をポニーテールにした。
広目天の様な神々しさが消え、なでしこゴールキーパーになってしまった。
アフター
ゲームの時の形相と、普段の優しい面持ちのギャップがタマらなく良かったのに残念だ。
もう一人、鬼神のような女子選手、荒川恵里子。
かのヤファウェだって、天地を創造したら疲れて7日目には休んだ。
まして生身の人間、出ずっぱりではパフォーマンスが落ちる。
ac福島の密着マークにあって何もさせてもらえない。
試合後膝に手を置くほど疲れていたアカデミーの選手達。
それを振り切れないほど疲労した荒川に代え、弾むように走る鈴木薫子。
「もっと早く投入してたら」と悔やまれるほど存在感を示していた。
ベテランと有望な若手、両方いる狭山。
サポとして見ていて楽しいし、率いている監督も腕の振るい甲斐があって楽しいに違いない。
あー、でもヤってる選手達が楽しそうじゃない。
細かな約束事を忠実に実行しようとして窮屈なサッカーしても、相手のファインセーブに遭ったりする。
それよりゴールが見えたら思いっきり打つ。
サッカーって案外単純だから世界中の人々に愛されてるのに、
日本人は無駄に真面目に考え過ぎて、単純を複雑にし過ぎてる。
いや、「作法を洗練すれば道が開ける」と言うなら、そうしても良い。
そうやって日本的なサッカー道を極められたら、サポも裃付けて威儀を正して観戦しなきゃならない。
そんなサッカー、見たい人は居ますか?それ以上に、選手になりたいって人は居るだろうか?
システムだの戦術だのと言ってる国から、ネイマールの様な選手は出てこないし、サッカー先進国の仲間入りは出来ないだろう。
その通り!ゴールマウスに入ったらシュートでしょう!!変にパスを廻しても入らないんだから?ちょっと違うかな?とにかくシュートしないとゴールもない!!今週末はそこんとこよろしく!
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除アカデミーの献身的なディフェンスでパス回し”させられちゃった”試合でしたね。
疲れの見える荒川に代えて・・って選択肢があったはずなのに最後まで引っ張っちゃった采配ミスと言って良いでしょう。
日体は引き分けてる相手。
赤坂では気持ちよく打って打って打ちまくって、打ち勝って貰いたいデスね。